8月も半ば
前回書いた内容を覚えていなかったので読んでみると7月は頑張りたいという旨の内容であったが、それは実現できぬまま、気付けば8月は14日にもなってしまっていた。
懸垂や壁倒立の方も基本はやらずに、思い出したときに気まぐれで挑戦するといった体たらく。
つくづく自分の甲斐性の無さに辟易する。
これ以上自分のダメな部分について認識を深めると闇に落ちてしまいそうなので、
今日ロイヤルホストでメシ食ってるときにフワッと考えたことを書く。
私はいま、ある創作活動を生業としており、
現在は2つの長期的な案件を進行中である。
その2つを仮に『A』と『B』とする。
仕事のスイッチを入れてエンジンをかけ、実際に作業が前に進みだすまでには僕の場合は結構な時間がかかるのだが、
抱えている仕事が2つというのが更にその遅れを加速させている。
仕事モードに入り前に進む車が自分の中にあるとすれば、その車が2台あるようなものだ。
そしてその片方の車は同じ駐車場にはなく、電車を2回乗り換えた先に置いてあるのだ。
なので今日はAの作業を午前中にやり、午後にBの作業をやろう、というのはかなり効率が悪い。
気持ちの切り替えや頭の整理などに時間がかかり、実作業時間を満足に確保できない。
もう一つ、気付きがある。
アウトプットとインプットの話。
創作活動には自分のアイデア引き出しの中にある材料を他から採取してくるインプットの作業が必須であり、それには本を読んだり映画を観たり、漫画や
ゲームやネットサーフィンや人との会話、取材など様々なものがある。
それは「インプットをしよう」と自ら思って受け取るときだけでなく、何気なくテレビを見たり散歩をしたり、ツイッターを適当に見ているときもインプットは起こっている。
毎日毎日、作品のことばかり考えている作家にとって、呼吸や食事や睡眠と同じくらい、インプットはライフスタイルに無意識に組み込まれている。
そしてそれを作品世界に吐き出すのがアウトプットであるが、インプットとアウトプットは頭の動かし方が全く異なり、集中力を歯車に例えるとインプットが時計回りならアウトプットは反時計回りで動く。
作品作りはアウトプットなので歯車を反時計方向に動かさなければいけない。
しかしツイッターやyoutube、または誰かと会話することによって新たな情報が目なり耳から入ってくるとインプットが起こり、反時計に動いていた歯車が止まり、情報を処理するために時計回りに動いてしまうのだ。
しかしまた仕事に戻るために反時計回りにゆっくり動きだすが、そこには無視できない無駄な時間が生じる。
要するにアウトプット中は余計なインプットを避けるよう注意した方がいい。
この誰が読むわけでもない文章を書くのも無駄な時間に見えるようで、誰かと会話するのに比べたらインプットの要素が無く頭の働きは反時計回りなのでOKなのだ。(そのはずだ。)